研究成果

背 景

  • ❶手術療法(がん化した箇所を切除する) ❷化学療法(抗がん剤を服用する) ❸放射線療法(放射線によってがん細胞を死に至らしめる)に続く第4のがん治療法として、“免疫療法”の概念が150年前に登場。
  • がん免疫療法は人間が本来持つ免疫機能のブレーキを解除、又は免疫機能を増強することでがん細胞を攻撃、除去することを目指すもの。
  • 臨床試験で効果的な免疫療法は発見されていなかった。

功 績

  • 免疫細胞の表面にあるタンパク質(PD-1分子)を発見。
  • PD-1分子がブレーキとして働き、自分自身の細胞を攻撃しないよう免疫を制御するが、がん細胞はその仕組みを悪用して免疫からの攻撃を防いでいることを解明。
  • ブレーキの悪用を防ぐ阻害剤(オプジーボなど)を用いた「免疫チェックポイント阻害療法」の開発に貢献。
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